令和6年第2回定例会 一般質問

令和6年第2回定例会

杉山 大栄 議員杉山 大栄 議員

1 新病院建設について

(1)新病院の建替え検討について、構成町村と組合管理者会議を行ったのか。行った場合はその内容について伺いたい。

(2)近年の異常気象からの大規模災害、そして耐震性を考えると、今後の方向性を早急に示すべきと思いますが見解について伺いたい。

 

 

 

 

 

 

 

管理者 野村 秀雄管理者 野村 秀雄
杉山議員の質問にお答えします。
初めに、新病院の建設についてですが、
病院の建替えについては、組合管理者会議をはじめとして、副管理者とは機会あるごとに、病院の建替問題を話題にしているところであり、建替えが必要であることでは、認識が強く一致しているところです。
しかしながら、それぞれの自治体には、病院建設と同様に、多額の財政負担や時間を要する諸事情や課題があり、早急に建設を進めるというところまでには至っておりません。
また、建替えの課題としては、これまでの議会で答弁しているとおり、建設着手の時期、病院用地の選定・確保、財源負担の在り方などの非常に難しい問題がありますが、病院経営が厳しさを増す中で、近隣病院との再編成・ネットワーク化を、再度検討しなければならない状況ともなっています。今後の人口減少や高齢化などの社会の変化を踏まえ、今後必要となる病床数や医療機能の集約化についてより推進する必要があります。
議員ご指摘のとおり、大規模な災害発生に備える観点からも早急に建替えを行うとの御意見はごもっともではありますが、北部上北広域事務組合だけでは解決できない問題もあり、諸課題を一つひとつクリアしていきながら、建替えについて、検討を行って参りたいと考えています。

なお、事務レベルでは、昨年度に、「構成町村主管長等会議」を開催し、病院側から、令和4年度に策定した基本構想案の内容を説明のうえ、意見交換を行ったところであり、その後も、病院側が構成町村の財政当局に足を運び、病院規模に応じた事業費や財源確保についてシミュレーションを示し、新病院建設に向けた勉強を行っている状況です。
 

 

 

 

 

杉山 大栄 議員
2 組合広報誌の再発行について
北部上北広域事務組合では、平成27年7月に第5号の広報誌を最後にホームページへ変更されておりますが、高齢者はネット環境が整っていないなど情報が伝わっていない状況です。
組合議会では、定例会で議論した内容等を早く伝えなければならいと考えていることから、組合広報誌の再発行を求めます。

 

 

 

 

 

 

 

管理者 野村 秀雄
2点目の組合広報誌の再発行についてお答えします。

初めに、議員ご質問の構成町村で議会終了後に発行されている「議会だより」についてですが、
この「議会だより」は、議会活動における議会独自の広報媒体として、それぞれの議会で様々な工夫がされ発行されております。このことから「議会だより」の発行につきましては、管理者が判断することではなく、議員間での協議が必要と思われますのでご理解願います。
次に、組合広報誌につきましては、議員ご指摘の通り平成28年1月にホームページもリニューアルされ、経費削減等の理由から廃止した経緯がございますが、現在は、組合から地域住民の皆様へお伝えしなければならい情報につきましては、構成町村で発行している広報誌へ掲載を依頼し対応している状況であります。
このことから、組合広報誌については現在のところ発行する予定はございませんが、これからの生活環境の変化による広報誌の必要性等については今後も調査研究して参りたいと考えておりますのでご理解願います。

 

 

 

 

 

 

 

赤垣 義憲 議員赤垣 義憲 議員
1 クリーン・ペア・はまなす作業員の熱中症対策について
作業員の熱中症予防はどのような対策が講じられているのか、作業員が安心して安全に作業できる状況であるのかをお尋ねします。

 

 

 

 

 

 

 

管理者 野村 秀雄
赤垣議員の質問にお答えします。
初めに「作業員の熱中症予防はどのような対策が講じられているのか」についてでありますが、

クリーン・ペア・はまなすでは、昨年度まで熱中症対策として作業場所に業務用扇風機を6台配置し、休憩時間を多くするなど対策を行っていましたが、近年の猛暑に対し職員の安全と健康を確保するため、今年度から厚生労働省労働基準局の通知「職場における熱中症の予防について」に基づき全職員に対し、保冷剤を収納するベスト1着、保冷剤を8個と頸部を冷却するためのネッククーラー2個を配付し今後の熱中症予防対策を講じておりますのでご理解願います。

 

 

 

 

 

 

 

赤垣 義憲 議員
2 公立野辺地病院の事業管理者選任及び任命について
病院事業管理者の選任について、この半年間にどのような検討がなされてきたのか。経過と今後の見通しについて、病院事業管理者の任命権者である組合管理者に伺いたい。

 

 

 

 

 

 

 

管理者 野村 秀雄
2点目の、新たな病院事業管理者の選任についての検討状況や今後の見通しについてお答えします。

私は、事業管理者の適任者としては、医師が最も適任であり、病院経営の健全化や効率的な運営を推し進める上で、その能力を十二分に発揮してくれるものと確信しています。
このようなことから、医師確保について密接な関係性を有する弘前大学関係教授等と候補者を選定の上、打診を行っているところですが、現在のところ、就任までには至っていない状況です。
私は、毎年複数回にわたり、中島病院長と弘前大学医学部を訪問しておりますが、引き続き、事業管理者の選任についてのお願いをしていく所存です。継続的な医師派遣を受ける観点からも重要であり、御理解を賜りたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

赤垣 義憲 議員
3 組合管理者のあり方について
(1)組合管理者の決定は、いつの時点で行われるのか
(2)組合管理者を決定する会議では、どのような議論がなされていたのか
(3)今回も野辺地町長が管理者に決まった理由

 

 

 

 

 

 

 

管理者 野村 秀雄
3点目の組合管理者の在り方についてお答えします。

はじめに、「管理者の決定の時期について」ですが、管理者であった関係町村長の選挙後に開催される、管理者会議の際に関係町村長の互選により決定しております。
次に、「どのような議論がなされたのか」「野辺地町長が管理者に決まった理由」ですが、特に議論というのはなく、組合規約どおり関係町村長の互選により決定しているものであります。
最後に、「管理者の選任方法について」組合規約を変更することは、現在のところ考えておりませんのでご理解願います。

 

 

 

 

 

 

 

髙橋 文雄 議員髙橋 文雄 議員
1 消防機関の職員における身分の一元化と給料の統一について
消防機関の職員における身分一元化は平成30年の管理者会議において「消防広域化時期を見据えて改めて検討する」とされ早6年が経過しておりますが、消防広域化は避けて通れるものではなく、むしろ早期に身分一元化と給料の統一をし、広域化へ移行することが最善の体制を構築できると思いますが、管理者の所信を伺います。

 

 

 

 

 

 

 

管理者 野村 秀雄
髙橋議員の質問にお答えします。
初めに、消防機関の職員における身分一元化と給料の統一についてですが、

事務組合消防本部は、平成31年度消防本部基盤整備計画基本構想の完全実施を目途に、その一環として平成25年度から消防職員における身分一元化による給料の統一を図るため、消防本部と構成町村間で協議を進めてまいりました。
平成30年8月24日、意見も出し尽くされた中で最終的に構成町村から身分一元化による給料の統一については、財政的な負担が大きく示された計画では了承できない旨の回答が構成町村担当課から提出されたことから、同年8月29日に開催された管理者会議において、管理者より「身分一元化による給料、手当等の処遇については、構成町村の財政状況を鑑みて、消防の広域化の時期を見据え、改めて検討することとする。」と判断がなされたものであります。
また、令和5年3月に総務省消防庁より消防の広域化の推進期限、いわゆる県内消防本部の枠組みを定める期間を令和6年4月1日から令和11年4月1日に延長すると報告されております。
このことから、構成町村の財政状況も未だ厳しい状況にあり、消防広域化の推進期限も延長されたことなどを踏まえ、県内消防本部の枠組みが定まる令和11年度以降に改めて消防機関の職員の身分一元化による給料の統一について検討してまいりたいと考えておりますのでご理解願います。

 

 

 

 

 

 

 

髙橋 文雄 議員
2 職員の人事交流について
(1) 現在の人事交流の人数は何人か。
また、派遣先は何処なのか。そして派遣年数は何年か
(2) 人事交流については、計画的に行うことが対象者となる職員にとって、重要なことだと認識するが現在その計画はあるか部局ごとにお伺いします。

 

 

 

 

 

 

 

管理者 野村 秀雄
2点目の職員の人事交流についてお答えします。

現在の人事交流の状況ですが、野辺地町へ管理者の事務部局から2名、病院から1名の計3名、青森県へ消防機関から1名派遣しております。
派遣期間については、野辺地町へ派遣している事務部局の2名については令和6年度から令和7年度までの2年間、病院からの1名については、令和4年度から令和5年度までの2年間でしたが1年間延長し今年度までとなっております。また、青森県へ派遣している1名については、令和5年度1年間の予定でしたが1年間延長し今年度までとなっております。
また、人事交流ではありませんが、上十三消防指令センターへ消防機関から4名出向しており、出向期間は2年から3年程度としております。
次に、人事交流の計画についてでありますが、人事交流は、毎年度、人事異動の際に派遣先との協議を行い、その結果派遣するかどうかを決めているため、人事交流の計画はございません。
人事交流は、議員ご指摘の通り、これから事務組合を担っていく人材を育てるという目的がございます。
今後も、その時々の人員配置及び業務の状況を見ながら人事交流を実施してまいりたいと考えております。

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